総合学習の一環として地域との交流を深め、地元にある民俗芸能に直に触れされたいとの考えで学校からの要請があった。それに答える為には幾つかの問題があった。
・昼間の時間に定期的に学校に行けるか。
・現在まで頑に護ってきた門外不出の舞を外に出せるか。
・果たして子供たちが習得できるか。
・今後色々な条件の中で、正確に芸を指導しこの事業を続けることが出来るか。
以上のような事柄を解決する為に保存会内部や学校側との協議を重ね約3年をかけ実現した。今年で2年目を迎えた。
大変有り難い事に保存会の長老が指導者になる事を快く引き受けてくれた。門外不出の件については、後継者不足が叫ばれている折「今の時代に合わないのでは」との声もあり、むしろ後継者対策も兼ねてまた、子供達の為になるようであれば積極的に協力し、民俗芸能の良さを広く理解して貰うべきとの結論が出た。更に、この事業を長期間に渡って実施出来るよう常に、保存会と学校が連携を蜜に取れるように定期的に会合を持つ事にし、申し合わせ事項や連携内容の詳細については覚書を相互に取り交わした。
川南小学校小松彼岸獅子クラブ員数は、現在28名(4・5・6年生)練習日数はクラブ活動とその他出演の為の練習を合わせ約30日程度になる。実際、子供達の成長ぶりには目をみはるものがあり、私共の想像以上のものがあった。既に3曲を習得し村内に於いて其の成果を披露しており、最近ではふくしま未来博にも出演し大きな拍手を戴いた。こうした中で、子供達は民俗芸能の良さと大切さを少しずつ肌で感じそして、子供達にとっては考えられなかった、想像も出来なかった獅子舞が習得できた喜びと、指導してくれる長老との「ふれあい」を楽しんでいるようだ。このことは指導者にとっても大きな喜びでそこには教える喜びも生まれている。