はじめに川南小学校での取り組み小松彼岸獅子|獅子会とは?|ししまい君(3D)リアル獅子舞CG

●獅子会の活動

  • 保存会の活動は規約に沿って行い、年1回の総会と必要に応じた役員会により決定される。

  • 春彼岸執行及び村内行事その他依頼のある場合の出演。春の彼岸には2日間家内安全無病息災を願い村内外の家々を廻る。出演以来については条件が合えば、出来るだけ引き受けることにしている。

  • 練習は、毎年2月中旬から3月中旬までの約1ヶ月間。更に、毎月第3日曜日。その他必要に応じて行う。

  • 獅子保存会の構成は、小松・東小松地区民全員から成る。其の中から芸人と称する演技をする者が、踊り・笛・太鼓それぞれ合わせて約30名程度、その他先生格の者が約10名程度合計40名ほどの者が実際に活動をしている。

  • 後継者育成については、地区内に居住する若い人達全員に対し毎年各戸を廻り関心を持ちながら共に活動してもらえるよう保存会への勧誘を図っている。

  • 川南小学校児童への指導。学校のクラブ活動の一環として獅子会より指導者を学校へ派遣し指導している。子供達に古き良き物に直接触れて貰うことと後継者育成を目的としている。詳しくは後で述べる。

  • 小松彼岸獅子舞を後世により良く伝える為に、これらの資料の収集と保存に努めている。

●地区民との関わりについて

前述したように保存会の中には、若い人から年寄りまで様々な世代がある。それらの人達が心を一つにして民俗芸能という古き良き物を大切にし、更には現在まで伝えてくれた先人に対して尊敬の念を持ちながら後世に伝えて行こうとする事は大変素晴らしい事である。

当然のこと保存会の中では、縦の社会(師弟関係)が大切にされている。長い人生の中で多少このような空間があるのは色々な意味で有意義であると思う。このように彼岸獅子舞を通して地区内の人と人との結びつきが強くなっている。そしてこの事に携わるそれぞれの人が得る物は計り知れないものがあると思う。

●川南小学校への指導者派遣について

総合学習の一環として地域との交流を深め、地元にある民俗芸能に直に触れされたいとの考えで学校からの要請があった。それに答える為には幾つかの問題があった。

・昼間の時間に定期的に学校に行けるか。
・現在まで頑に護ってきた門外不出の舞を外に出せるか。
・果たして子供たちが習得できるか。
・今後色々な条件の中で、正確に芸を指導しこの事業を続けることが出来るか。

以上のような事柄を解決する為に保存会内部や学校側との協議を重ね約3年をかけ実現した。今年で2年目を迎えた。

大変有り難い事に保存会の長老が指導者になる事を快く引き受けてくれた。門外不出の件については、後継者不足が叫ばれている折「今の時代に合わないのでは」との声もあり、むしろ後継者対策も兼ねてまた、子供達の為になるようであれば積極的に協力し、民俗芸能の良さを広く理解して貰うべきとの結論が出た。更に、この事業を長期間に渡って実施出来るよう常に、保存会と学校が連携を蜜に取れるように定期的に会合を持つ事にし、申し合わせ事項や連携内容の詳細については覚書を相互に取り交わした。

川南小学校小松彼岸獅子クラブ員数は、現在28名(4・5・6年生)練習日数はクラブ活動とその他出演の為の練習を合わせ約30日程度になる。実際、子供達の成長ぶりには目をみはるものがあり、私共の想像以上のものがあった。既に3曲を習得し村内に於いて其の成果を披露しており、最近ではふくしま未来博にも出演し大きな拍手を戴いた。こうした中で、子供達は民俗芸能の良さと大切さを少しずつ肌で感じそして、子供達にとっては考えられなかった、想像も出来なかった獅子舞が習得できた喜びと、指導してくれる長老との「ふれあい」を楽しんでいるようだ。このことは指導者にとっても大きな喜びでそこには教える喜びも生まれている。

●今後について

今改めて考えてみると、私達は小松彼岸獅子舞を正確に後世に伝えていく為に色々と苦労をしている。しかし、こういった素晴らしい民俗芸能を持ち直接携わっていける喜びもあり幸せだと考えている。今後先人の意思を継ぎ責任を持って後世に伝えていく努力をすると共に、現実とかけ離れたものでなく、今まで以上に私たちの生活に溶け込んだ形で存続できれば理想的である。これからも北会津村や其の他各関係機関のご支援を戴きながら、自分達だけのものとしてではなく、広く皆様方に愛され親しんで頂けるような小松彼岸獅子舞にして行きたいと考えている。

 


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